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「御同朋の社会をめざす運動」兵庫教区委員会主催「いのち」を考える研修会は毎年1月17日に開催されます。
「あなたには、忘れられない日がありますか。わたしには今も手を合わせる日があります。」阪神・淡路淡路大震災物故者総追悼法要のあと東日本大震災の津波により自宅は全壊、義父母、夫を失われた菅原文子さん、演題「生かされた いのちを生きる」をお聴きしました。

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東日本大震災2011年3月11日、車を運転中にそのニュースが飛び込んできました、帰宅後のニュースでその惨状を目の当たりにしショックを受けた二ヶ月後、阪神・淡路大震災で同じ痛みを受け、復興支援を受けた私たちも寺院仲間数名とワゴン車で夜通し走り宮城県石巻市へ、指示された場所は津波で被害を受けた広い墓地でした。道中の建物などは自衛隊などの重機で片付けられていたのですが、さすがに墓地で重機の作業は躊躇われ、人の手で片付けることに成ったのでしょう。墓石は流され、遺骨その他、散乱しているありと凡ゆる物を手作業で片付けを行った記憶はまだまだ目に焼き付いています。

講師の菅原文子さん、震災の夏、京都の支援者からの勧めで京都の和紙問屋の企画「大切な人に手紙を書こう」に行方不明(2016年6月、行方不明だった夫のご遺体が発見された)の夫に宛てた手紙を投稿し、大賞を受賞。その後PHP社から「あなたへの恋文」も出版される。また京都西本願寺浄土真宗本願寺派仏教学院にて4年の通信教育過程を2018年秋に卒業されました。



NHK NEWS WEB)から抜粋
震災28年神戸市追悼のつどい 灯籠の文字「むすぶ」に 大きな災害を経験した被災地を「むすぶ」ことで、知恵や教訓を伝えて行こうという願いが込められています。


# by shojutemple | 2023-01-17 17:20 | 法要 | Comments(0)

光寿無量

明けましておめでとうございます
昨年を振り返ると山あり谷ありの一年でしたが、おかげさまにて新年を迎えることができました、今年も宜しくお願い申し上げます

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この写真はご近所の方が撮ってくださったものです、朝日を浴びたこの角度からの写真は初めてで、新年を迎えるに相応しいと思い使わせていただきました、ありがとうございました。



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こちらは2022年大晦日、除夜会の模様です、多くの参拝者の手をお借りして鳴らし終えました


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お正月用の華やかなお荘厳です


# by shojutemple | 2023-01-01 18:43 | 日記 | Comments(0)

2年間は参加募集を見合わせていた本願寺念仏奉仕団、神戸東組は紅葉の銀杏も散り始めていた12月1日に3年ぶりに念仏奉仕の清掃活動に参加しました。

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かつて全国から4〜5団体が参加していたときに比べ、今回は2団体36名参加と少々寂しいですがコロナ禍での開催なので致し方ないです。
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初日は御影堂外陣の拭き掃除、一列に並び一斉にスタート! 

絵になります!
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清掃奉仕の後は修復なった飛雲閣拝観しました。
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参加された有縁の方々お疲れ様!!
締め括りは宿泊する聞法会館の『がんこ』で舌鼓、ご馳走様でした。

私は都合により前日だけのご奉仕でした、2日目も参加された方々ありがとうございました。
来年の神戸東組念仏奉仕団は令和5年12月の「お煤払い」の予定です。








# by shojutemple | 2022-12-04 23:00 | 法要 | Comments(0)

第8回寺子屋セミナー「正寿寺と大日神社」_f0350004_18275576.jpg

深江生活文化資料館<資料館だより・50号記念号>から「正寿寺と大日神社」を深江塾 森口健一氏をご講師にお迎えして約1時間語って頂きました。

歴史の検証は確証ある資料をもとに推定、即ち既知の事柄をもとにして未知の事柄を判断すること、推測とは物事の状態や周囲の状況など主観的な根拠をもとにして判断することです。


深江生活文化資料館に遺る資料(本庄村史資料 永井正治家文書)には薬王寺は天台宗と記載されています。
また、正寿寺前身の真言宗延寿寺が文明年間に本願寺第8世蓮如の教えに帰依し浄土真宗に転派したと、その折に本尊太日如来(だいにちにょらい)のみこの跡に残し奉る、これが太日堂(だいにちどう)の由来と記録されています。

京都常楽寺との関係も記載されていて、蓮如上人ご真筆の名号が下付されたのは常楽寺との繋がりがあったからこそだと判明していますが、残念ながら延寿寺時代の記録が無く、時間が許せば常楽寺との関連からもう少し何か分かる可能性があるので調べる価値ありです。



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# by shojutemple | 2022-11-30 20:08 | 日記 | Comments(0)

小豆島で遷仏勤行

先月のことですが、小豆島で俗に言う「墓じまい」のお勤めをしました。

仏様を遷(移す)、お引越しをすることで本来は「遷仏(せんぶつ)」と申します。

中学生の頃でしたか「鳴くよ鶯平安遷都」西暦794年に奈良から京都に都が移った(遷都)した年号をこうして覚えました、懐かしいです。

他にもお墓から遺骨を出して別の場所に移すことも遷仏と言います。

姫路港を出て1時間40分で小豆島福田港着、最終目的地の土庄町 西光寺から見下ろせる墓地まで約26km、40分程の行程です。

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小豆島町福田港です


小豆島の瀬戸内が見渡せる国道26号線を走り到着したのがこちら
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ピラミッドのように積まれた墓石の後ろに見えるのが西光寺です

ピラミッドの形に積まれた墓石は全て墓じまいされたものです、故郷小豆島に帰るのも年々少なくなり、様々な事情でこの地でお墓を維持するのが難しく、かといってそのまま放置も避けたい、

その悩みは決して都市部だけのものでは無く人口過疎地にこの悩みを抱えている人が多いようです。

この日、遷仏勤行終えてフェリーの中で思ったこと、それは時代と共に全てが変わり続けていき、多様化しているのは間違いなく、私の悩みも様々で、たとえ一つの悩みが解決しても、また次、また次と新たな悩みが生まれてきます。

何故でしょうか、それは誰もが逃れることのできない問題、老いること、病になること、そして最期には別れが・・それらを抱えてしか生きていくことができないという根源的な問題が苦悩の根源であるとも言えます。このような逃れられない生老病死の苦悩を乗り越えていく道を説くのが仏陀の教えです。

仏教は古い教え、今の時代に沿わないと聞きます、確かに次々と出てくる悩みの種類はその時々わります、しかしながら私たちの尽きない悩みの元は生・老・病・死の四苦で私たち誰もが持っている悩みと気づけば仏陀の教えは他人事ではないこの私のための教えと気づくことでしょう



ここには俳人 尾崎放哉(おざき ほうさい)終焉の地であり「小豆島尾崎放哉記念館」があります。
有名な自由律俳句「咳をしてもひとり」奥深く味わいたいです。

記念館は時間が無くて入館ならず、次回往訪の楽しみに取っておきます。




# by shojutemple | 2022-08-30 13:13 | 日記 | Comments(0)