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7月15日 常例法座

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仏旗(六金色旗)です。この旗の創案者は、アメリカの陸軍大佐オルコット氏で、かつてインド・セイロン島に渡航し仏教者となり『涅槃経』に基づいて創案され、明治22年に来日された時に紹介されて以来、仏教各宗派に用いられるようになりました。
『涅槃経』に「2月25日、お釈迦さまが入滅(亡くなられる)されるとき、お顔から美しい光を放つ、青・黄・赤・白・はり・めのう等の光は十方を照らし・・」とあります。「めのう」は淡紅、「はり」は水玉ともいわれ他の五色を映し出すところから五種混色の色です。
仏旗掲揚は仏教徒の自覚を表し、十方世界をあまねく照らす仏さまの慈悲を表しているもので、仏事にはこの旗を掲げます。


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法座の日は、朝から正寿寺お世話人さまによる清掃奉仕、今日はご近所さんが飛び入りで草刈り機で手伝っていただきました。
法座が終わると仏旗や椅子の後片付けと、ご門徒さまのお力添えで無事に勤めさせていただきました、暑い中有難うございました。

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7月の常例法座のご講師は 兵庫教区淡路組 宣徳寺 藤榮行信先生です。


午後2時から勤行です、今日は「十二礼」(らいはいのうた)を称和いただき、あと先生のご法話は休憩を挟んで3時半頃には終えさせていただきました。

さて今日は・・ 
「拯済無辺極濁悪」(じょうさい むへん ごくじょくあく)(『正信偈』)

この御文を引いてのご法話でした。「拯済」とは救い助ける 「無辺」とは限りないこと「極濁悪」とは五濁悪世の衆生(一切)です。 

五つの濁りの劫濁(こうじょく)とは時代の濁りのことで、あとの四つ、見濁(けんじょく)、煩悩濁(ぼんのうじょく)、
衆生濁(しゅじょうじょく)、命濁(みょうじょく)によって劫濁となる。

この「五濁」が満ちた悪い世界が「五濁悪世」であり、
見濁(思想の乱れ、自己中心的な考えが多くなる) 
煩悩濁(むさぼり、いかり、煩悩が燃えさかり悪徳がはびこる)
衆生濁(人としての資質の低下)
命濁(いのちが軽視される時代)

まさに今の世であり、その中でもがき苦しんでいる私たち一切衆生が仏の救いの目当てである。
そんな中で私たちが為すべきことは? 身近な事象で世の中の濁りをともに考え、どう生きて行けばいいのか。


最後に去る6月6日、本願寺第25代専如ご門主の法統継承式が執り行われた際の「法統継承に際してのご消息」を一部依用させていただきます。

「宗門の過去をふりかえりますと、あるいは時代の常識に疑問を抱かなかったことによる対応、あるいは宗門を存続させるため
の苦渋の選択としての対応など、ご法義に順っていないと思える対応もなされてきました。このような過去に学び、時代の常識
を無批判に受け入れることがないよう、また苦渋の選択が必要になる社会が再び到来しないよう、注意深く見極めていく必要が
あります。」そして「各寺院にご縁のある方々への伝導はもちろんのこと、寺院にご縁のない方々に対して、いかにはたらきか
けていくのかを考えることも重要です。本願念仏のご法義は、時代や社会が変化しても変わることはありませんが、ご法義の伝
え方は、その変化につれて変わっていかねばならないでしょう。現代という時代において、どのようにご法義を伝えていくか宗
門の英知を結集する必要があります。」と仰せられました。


問いかけていただき、そして考えさせられた一日でした。

お参りいただきました皆さまには梅雨の合間の好天とはいえ、暑い中を有難うございました。

by shojutemple | 2014-07-16 23:42 | Comments(0)