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若住職 デビュー

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昨日の「盂蘭盆会」は暑い中、多くの方々にご参拝いただきました。有難うございました。

ご法事等では法話の経験はありますが、法座での法話は初めての若住職が緊張の面持ちでこの日デビューいたしました。

はじめに『正信念仏偈』を皆さんでご称和いただきました、「正信偈」は浄土真宗 宗祖親鸞聖人の著述『教行信証』のうちの
「行巻」の最後におさめられており、七つの言葉を一句とする七言・百二十句の漢詩です。

『正信偈』は『教行信証』のエキスともいうべきご文で漢詩ですが、後に続く「和讃」は難しい漢文ではなくわかりやすい日本語(和語)で歌にしてあらわされています。
あわせて『正信念仏偈』となり、お寺の法要のときの法話などでそのいわれを聞かせていただくことが大切です。

若住職は新しい「いのち」を授かるという自らの経験から「煩悩障眼雖不見」(煩悩によって眼を障われて見えずといえども)
「大悲無倦常照我」(み仏の大慈悲は倦むことなく常に私を照らしたもう)のご文を依用し、説かれている願いを伝えさせていただきました。
人としての理屈(煩悩)が邪魔をし、そのみ教えに自ら蓋をしていて聴こうとしない自分がいても常に私を照らしてくださっている・・・
我等もまた、み仏の摂取(すくい)の中に在り・・・と。

早いもので来月9月はもうお彼岸の月です。
かつて、ある和菓子屋さんが「彼岸だんごあります」 と紙を貼られたところ、いい年配のお客さんが「すみません・・このカレキシだんごって何ですか??」って聞かれたそうです(本当のお話です)
和菓子屋さん曰く「住職さん!!もうちょっと布教せんとあきまへんで〜」って・・

9月22日午後2時からは「秋期彼岸会」をお勤めいたします、「おひがん」のお話も聞きにいらしてください、
お待ちしております。




by shojutemple | 2014-08-18 23:16 | 日記 | Comments(0)