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報恩講のご案内

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今年もはや10月です。

報恩講は親鸞聖人のご命日1月16日(旧暦では11月28日)を縁として、
ご恩報謝の法要です。

『親鸞聖人 御消息』 (親鸞聖人のお手紙です)
往生を不定におぼしめさんひとは、まづわが身の往生をおぼしめして、御念仏候ふべし。わが身の往生一定とおぼしめさんひとは、仏の御恩をおぼしめさんに、御報恩のために、御念仏心にいれて申して、世のなか安穏なれ、仏法ひろまれとおぼしめすとぞ、おぼえ候ふ。よくよく御案候ふべし。このほかは、別の御はからひあるべしとはおぼえず候ふ。<浄土真宗聖典注釈版>

<現代語訳>
浄土に往生できるか不安なひとは、まず自らの浄土往生をお考えになって、念仏するのがよいでしょう。自らの往生は間違いないと思うひとは、仏のご恩を心に思い、それに報いるために心を込めて念仏し、世の中が安穏であるように、仏法が広まるようにと思われるのがよいと思います。よくお考えになってください。この他に、特に何か考えなければならないことがあるとはおもいません。
<浄土真宗聖典『親鸞聖人御消息 恵信尼消息』>


様々な危機感やいのちの軽視、倫理観の欠如などに伴う出来事が相次ぐ現代社会にあって、私たち一人ひとりが自己中心の心を反省して、同じいのちを生きている相手の存在に気づくことが求められています。
自分一人を善として、相手を排除する考え方に真の安らぎはありません。善と悪に固執する偏見を破り、対立の構図を解消できるのは仏の智慧だけであります。
聖人は仏法が広まり、世のなかが安穏であることを願われました。
そのおこころをいただいて、私たち一人ひとりが念仏者として「世の中安穏なれ」のお言葉を深く味あわせていただきたいと思います。









by shojutemple | 2018-09-30 20:44 | Comments(0)