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1月17日 早いもので阪神・淡路大震災からもう20年・・
20年という節目だからでしょうか、新聞を始め各メディアでは例年になく当時の模様、その後の復興、被災された方々の思いと今、という流れで報道しています。

襟首を掴まれていきなり振り回されているような感覚といえば分かりやすいでしょうか、天井がぐるぐると回っているような感覚、治ると部屋の中は足の踏場もない状態、まだ明けていない外を見ると普段なら見える阪神高速道の明かりもなく、不気味なほど静まり返っていたことは今でもはっきりと記憶しています。
明るくなるにつれ街は言葉にならない状態であることが判明しだしました・・・
街の被害は言うに及ばず正寿寺も本堂・山門・鐘楼は倒壊し庫裡は辛うじて残りました。
                      

                 平成7年1月17日 入り口から奥に倒壊した本堂の屋根が見えます
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平成7年7月仮本堂完成

平成12年5月本堂再建
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RC構造バリアフリー、木造本堂の趣はありませんが災害の経験を活かし停電しても24時間は予備電力で本堂内照明は生きています。
この外観には賛否ありましたが再建にはご門徒さま、有縁の方々のお力添えの賜物と感謝は忘れてはいけないですね。







# by shojutemple | 2015-01-18 20:16 | 日記 | Comments(0)

御正忌報恩講

1月9日から1月16日午前の日程でお勤めされている『御正忌報恩講』

若住職が参拝させていただきましたのは

13日 午後2時 逮夜法要 [宗祖讃迎作法(音楽法要)] 御影堂   

                   午後3時30分 初夜[正信偈、御伝鈔拝読] 御影堂



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阿 弥 陀 堂(阿弥陀如来像が安置されています)


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御 影 堂(親鸞聖人の御真影(木像)が安置されています)

法要はこちらの御影堂にて勤められます。
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「弥陀の五却思惟(ごこうしゆい)の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり」[嘆異抄]

阿弥陀如来のお慈悲の願いは、永い間考え抜かれ念仏となり今私に届けられ、心豊かな人生を歩んでくれよと願われ、
そしてこの私は口からこぼれた南無阿弥陀仏とともに歩ませていただきたい、と味わうことでしょう。

最終日の1月16日(親鸞聖人のご命日)は午前10時 日中法要 [報恩講作法]にて締めくくられます。






# by shojutemple | 2015-01-15 01:10 | Comments(0)

新年明けましておめでとうございます。
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思えば、人の世は喜びあり、悲しみあり、これ真に三界の相でしょうか。
喜びにつけ、悲しみにつけ、お念仏とともに歩ませていただきたいと思います。

今年も宜しくお育て賜りますようお願い申しあげます。



大晦日の除夜会の様子です
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この冬は寒さが厳しく、この日も夕方から冷たい雨になりましたが除夜会が始まる頃には雨もやみました。
午後11時半頃から鐘を一人、一つずつ撞いていただき、年が新たまった1月1日午前0時半頃まで続きました。小さなお子さん連れのご家族からご高齢の方まで寒さ厳しい中、長時間お待ちいただきありがとうございました。

108つまでは数えていたのですが・・・
多分120〜130回は撞いていただいたのではないかと思います066.gif



# by shojutemple | 2015-01-04 00:19 | 日記 | Comments(0)

お正月の準備

今年もあと二日・・・
お正月を迎える前に本堂の大掃除です・・ 若さん大活躍066.gif

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お花もお正月仕様に・・
坊守さんも大活躍018.gif
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住職はカメラマンに徹して003.gif

いえいえちゃんと手伝ってますよ049.gif


大晦日午後11時30分頃から「除夜会」です、浄土真宗では本来百八つの鐘を撞くという習わしはありませんが正寿寺では古くからご門徒さま、ご近所さま、多くの方々に梵鐘を撞いていただいております。
「除夜会」とは過ぎ去ろうとしている一年を振り返って感謝の気持ちをあらわす法要です。

また「除夜会」のあとは新年を迎え「元旦会」(本願寺では修正会といいます)をお勤めいたします。
元旦をお祝いし、自分自身の姿を振り返り今年もお念仏とともに日々をおくらせていただく誓いを新たにする法要です。

皆様のお参りをお待ちしております006.gif






# by shojutemple | 2014-12-30 23:50 | 日記 | Comments(0)

模擬葬儀

12月12日「神戸国際大学 葬祭セレモニー実践論」の授業の一環として、(株)クレリシステムズ社のご依頼を受けて正寿寺にて模擬葬儀を行いました。

大学生数十名が受講した模擬葬儀の模様です。よりリアリティーを求め実際の葬儀に使用されている荘厳壇を使い、棺にはご遺体も(もちろん仮装です)、架空の遺影を安置し架空の俗名から法名もつけ、司会進行アナウンスも本番さながらに行われました。
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浄土真宗の葬儀次第の通りに進行いたします。葬場勤行が始まり、帰敬式、弔電拝読、焼香と進みます。
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葬場勤行が終了いたしますと喪主さまのご挨拶へと、その後お別れに花を棺に納めます。初めて経験された学生さんたちも多く緊張と恥ずかしさもあったのか照れ臭そうに花を手向けて・・
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そしていよいよ出棺となります。棺が霊柩車に納められ火葬場へ参ります。
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掛かる時間も含めてすべて実際の葬儀と同じように勤修いたしました。
最後に少しだけ法話も・・なぜ葬儀が必要なのか、その意義についてもお話いたしました。

「葬祭セレモニー実践論 学外講義」としてお手伝いさせていただきましたこの度の模擬葬儀、若い世代の人たちはどのように受け止めていただいたのでしょうか??
私たちは生の中に死を意識した「いのち」を生きているのです、私もまた限りある「いのち」であること、そして今生の「いのち」を終えると何処へ行くのか考える契機にもなる別れ、そのときの心の様(悲しみ)は自ずと姿となり、それが儀式として勤められいつの時代においても必要であったからこそ葬儀は続いてきたのではないでしょうか・・








# by shojutemple | 2014-12-14 21:55 | Comments(0)